大学生時代はどのような勉強や取り組みをしていましたか

大学では経営学部に在籍して、実在する企業の変革実績などを参考に企業変化に対する勉強などをしていました。所属していたゼミでは、卒業論文の代わりにビジネスコンテストに参加し、生命保険会社向けと製薬会社向けの提案を行いました。

生命保険会社向けでは、若年層へのアプローチとしてスマートフォンアプリを利用して、歩行記録や食事管理などの記録することでキャラクタを育成するアプリを提案しました。ユーザーにはゲーム感覚で利用しながら健康管理をしてもらい、蓄積されたデータを企業側で活用できるように考えました。

製薬会社向けでは、サブスクリプション形式で健康食品やサプリを提供するサービスを提案しました。アプリに普段の食生活を登録することで栄養状態を把握し、適宜不足している栄養素を含む製品を月毎に受け取れるサービスです。先ほどのサービスと同様年代、性別ごとの食生活のビッグデータの活用も併せて提案しました。

学生時代に自分が一番取り組んだきたことは何ですか

学生時代は多くの本を読みました。ジャンルとしては、小説を読むことが多く特に星新一さんの作品を愛読していました。

作風としてはやや説教くさい面もありますがどの時代にも通用するような話が多いです。小さなミスや違和感を見落とし、それが最後に大きな障害となり登場人物に立ち塞がるといったことが多いため、日頃から違和感などには気をつけて仕事するようにしています。

なぜプロアクシアコンサルティングを選択したのですか

大学の授業で企業経営の基本要素となる資源要素を管理するために ERP のシステムが利用されていることを学習しました。その際、企業を運営するために重要な役割を果たすシステムであることから、ERP コンサルタントの職種に将来性や安定性を感じました。

ERP の中でも SAP はトップシェアで長年にわたりグローバルで利用されてきた実績があり、今後も継続して利用されることが想定されるため、SAP コンサルタントは長期にわたって活躍していける職種だと判断しました。

ERP システムは経営を行う部門だけでなく、製造部門や経理部門など多岐の部門にわたって利用されるため、コンサルタントになるには多くの顧客と折衝する能力が必要だと考えています。
このため、自分がコンサルタントとして成長していくためには、経験豊富な先輩コンサルタントと一緒に仕事をさせてもらいながら経験や知識を習得していける環境が必要だと考え、SAP の有資格取得者も多く経験豊富なコンサルタントが多数在籍しているこの会社を選びました。

また、私自身が大阪出身ということもあり、大阪本社の企業である点もプラス要因でした。

入社当時のコンサルタントに対するイメージはどのようなものでしたか

想像していたコンサルタントのイメージとしては、業務課題やシステム改善についてお客様に提案し、一緒に解決していくことをイメージしていました。

SAP コンサルタントの場合は ERP 製品のコンサルタントなので、製品の機能を十分に理解したうえで、お客様の運用と製品の機能の Fit & Gap を行いながら、よりお客様に適したシステムを提案していく必要があります。このため、イメージしていた以上に多くの事を学習していく必要があると感じています。

入社後4月から6月の間の新人研修を受けて学んだことは何ですか

学生時代に IT 関係に携わっていなかったこともあり、入社した時は IT に関するスキルはほとんど持ち合わせていませんでしたが、新人研修を受講したことで、今後 IT 業界で仕事していくために必要となる最低限の IT の基礎知識を習得することができました。

SAP については、ERP システム全般の基礎知識と MM (在庫購買管理) のモジュールについての研修を受講しました。SAP を実際に利用しながら研修を受講したことで、ERP のシステムがどの様に業務と連携して動作しているのかや、実際の業務での運用方法を理解することができるようになりました。

技術的研修以外では社外の集合研修にも参画し、社会人として業務をしていくうえで必要となるビジネスマナーや、物事対する考え方、日々の業務の管理の仕方などを学習しました。特に [報・連・相] については、リモートワークなどでコミュニケーションが取りにくい環境下でも、円滑に業務を進めるために欠かせないと重要な活動だと実感しています。

お客様プロジェクトに参画してみてどうですか

プロジェクトに参画して感じたのは、IT 担当者や導入ベンダーだけでなく実業務を担当されている多くの部署の方がプロジェクトに関与されていたので、ERP システムがお客様の実業務に深く関連していることを感じました。

まだ分からないことだらけで右往左往している事も多いですが、一緒に参画している先輩方に助けていただけているので、今のうちにできるだけ多くの事を吸収していきたいです。

今のプロジェクトではどのような役割を担当していますか

現在参画しているプロジェクトのフェーズが、SAP との Fit&GAP や要件を整理する段階ですので、お客様の業務ヒアリングや会議などに参加し、資料に纏めるなどの作業を担当しています。

また、少しずつですが、会議での説明なども任せてもらえるようになってきました。

プロジェクトに参画して学んだことは何ですか

お客様の中でも部署が異なれば業務の考え方や要望事項が異なってくるので、それぞれの要望事項を聞きながら上手く SAP の機能に落とし込んでいくのは、多くの業務知識と製品知識必要だと感じています。

また、SAP の機能とお客様の業務の進め方の調整だけでなく、関連する部署への影響やそれぞれの部署の要望事項など、多くの要因を考慮しながらまとめていくためには適切な説明と調整が必要だと学びました。

プロアクシアコンサルティングの今のイメージはどうですか

経験豊富な SAP コンサルタントの先輩方と一緒に業務に参画しているので、日々の業務での疑問について丁寧に説明してもらえています。

担当作業についても計画的に割り振りしていただいており、支援をいただきながら少しずつ一人で対応できる範囲を広げることができています。

これからどのようなコンサルタントになっていきたいですか

SAP の知識だけでなくお客様の業務に関する知識も幅広く持ち合わせ、お客様に最良の提案をできるようなりたいと思います。

担当範囲については、現時点はでは MM (在庫購買管理) モジュールを中心に担当していますが、将来的には関連する PP (生産管理) モジュールなどの知識を習得して、マルチモジュールで対応できるコンサルタントになりたいです。

プライベートと仕事のバランスはどうですか

過度な残業もなく、仕事とプライベートを分けられているので充実した日々を送れています。

休暇についても取得しにくい雰囲気はなく、希望を出せば計画的に取得できているので、とても働きやすいです。

これからの抱負を教えてください

まずは、SAP の製品知識を深め、標準機能を上手く活用しながら個別開発を抑える提案ができるようになりたいです。そのためには、何事も簡単にあきらめずに、色々な角度からも物事を見て考えれるように、日々の業務に取り組んでいきます。

また、今後はグローバルな案件にも参画できればと考えているので、英語の勉強も継続していきたいと思います。